今年のシルバーウィークは、9月19日から23日までの5連休だった。
5連休になったのは2015年以来で、実に11年ぶり。
そして次の5連休は2032年、つまり6年後だと言われている。
僕はこの5連休に、山梨までシャインマスカットを買いに行っていた。
連休だったこともあって、現地はめっちゃ混んでいたんだ。
道の駅はなんぶと富士川の2か所を回ったんだけど、どちらもマスカットがたくさん売っていた。
そして食べてみると、同じ品種なのに店によって味が全然違う。
どれもめっちゃおいしかったんだけど、その違いにちょっと驚いた。
そんなふうに楽しんだ5連休だけど、そもそもなんで今年は5連休になったんだろう?
そしてなんで次は6年後なんだろう?
調べてみると、この連休を決めていたのは法律に書かれた日付ではなく、太陽の位置だったんだ。
今回はカレンダーの裏側に隠れている仕組みから、一緒に未来を覗き見てみよう。
今年の9月22日は、なぜ休みになったのか

まずは今年のカレンダーを思い出してみてほしい。
9月21日の月曜日は敬老の日だった。
敬老の日は、法律で「9月の第3月曜日」と決まっている。
そして9月23日の水曜日は秋分の日だった。
じゃあ、そのあいだにある22日の火曜日はどうして休みになったのか?
実は法律には、前日と翌日が祝日の日は休日にするという決まりがある。
祝日と祝日に挟まれた日は、休みになるんだ。
この決まりは1985年に、5月4日を休みにするために加えられたもの。
つまり、ゴールデンウィークのために作られたルールなんだ。
そのルールが今年の9月にも当てはまって、22日は休日になった。
そこに土日がつながって、5連休が生まれたというわけだ。
秋分の日には、法律に日付が書かれていない

ここで一つ不思議なことがある。
敬老の日は「第3月曜日」と法律に書かれているけど、秋分の日には月日が書かれていないんだ。
祝日の法律を見ると、秋分の日は「秋分日」とだけ書かれている。
秋分日というのは、太陽が秋分の位置を通る日のこと。
ざっくり言えば、地球が太陽のまわりを回るなかで、夏と冬のちょうど中間の位置に来る日だ。
この秋分日は、太陽の位置から天文の計算で決まる。
つまり人が話し合って決めるものではないんだ。
じゃあ誰が日付を出しているのか?
国立天文台が毎年2月に、翌年の日付を発表している。
この発表は暦要項(翌年のこよみの要点をまとめたもの)と呼ばれている。
これが国の公式な告知に載ることで、日付は正式に確定するんだ。
例えば2026年の秋分の日は、2025年2月3日の発表で決まっていた。
つまり僕らの休みの一部は、前の年の2月にならないと正式には決まらないんだ。
秋分の日が22日と23日を行き来する理由

じゃあなぜ秋分日は、毎年同じ日にならないんだろう?
その理由は、1年の長さにある。
1年は365日ちょうどではなく、約365.2422日なんだ。
これは太陽年と呼ばれていて、太陽の位置がひと回りして同じ場所に戻ってくるまでの長さのこと。
365日より少しだけ長いから、太陽が秋分の位置を通る時刻は、毎年6時間弱ずつ遅れていく。
そしてその遅れが真夜中を越えると、秋分日は翌日にずれてしまう。
ここで登場するのがうるう年だ。
うるう年で1日足すと、遅れていた時刻が戻って、日付も元に戻る。
ただ、4年に1回のうるう年では、約45分ぶん直しすぎになってしまうんだ。
この直しすぎが積み重なって、秋分の瞬間は長い時間をかけて少しずつ早まってきた。
実際に2012年に秋分の日が9月22日になったのは、1896年以来116年ぶりのことだった。
早まった結果、今は4年おきに秋分日が22日になっているんだ。
ここで連休の話に戻ろう。
敬老の日は15日から21日のどれかの月曜日で、今の秋分の日は22日か23日。
5連休が生まれるのは、秋分の日が水曜日に来て、その2日前の月曜日が敬老の日のときだけなんだ。
この条件がそろうのは、28年に4回程度しかない。
そう考えると、今年の5連休はかなり貴重だったんだね。
次は2032年、ただしそれはまだ予想だ

じゃあ次の5連休はいつなのか?
2032年の秋分日は、9月22日の水曜日と計算されている。
そして2032年の敬老の日は、9月20日の月曜日になる。
あいだの21日の火曜日が休日になれば、5連休になるというわけだ。
さらにその次は2037年で、秋分日は9月23日の水曜日と計算されている。
ただし、ここは覚えておいてほしい。
2032年も2037年も、今の時点ではあくまで予想なんだ。
国立天文台も、将来の秋分日は「あくまで参考」としている。
地球の動きは少しずつ変わるので、計算どおりになるとは限らないんだ。
2032年の秋分日が正式に決まるのは、2031年2月の発表になる。
つまり「6年後に5連休」というのは、今のところまだ確定した話ではないんだ。
カレンダーの裏側に太陽がいる
ここまで読んでくれた人には、休みの日付の一部が人ではなく、地球と太陽の位置関係で決まっていることがわかったと思う。
法律には日付が書かれていなくて、太陽が秋分の位置を通る日が、そのまま僕らの休みになる。
そして1年が365日ちょうどではないせいで、その日は22日と23日を行き来している。
普段何気なく見ているカレンダーの赤い数字も、実は空の動きとつながっていたんだ。
僕が山梨でマスカットを食べ比べていたあの5連休も、太陽の位置がたまたま条件をそろえてくれたおかげだったのかもしれない。
もし来年のカレンダーを見る機会があったら、秋分の日を探してみてほしい。
その日付の裏側には、太陽がいる。
秋分日は今も毎年少しずつ動き続けている。
2032年が本当に5連休になるのかは、まだ誰にも決まっていないんだ。
今回も未来を覗き見れたかな?それじゃ、バイバイ!




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